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小僧com 平松庚三氏インタビュー2

2010年8月10日
コミュニティサイト「小僧SNS村」を運営している小僧com株式会社 代表取締役会長兼社長 平松庚三氏のインタビュー2です。

- インターネットの安全安心を目指し、一昨年安心ネットづくり促進協議会が立ち上がりました。

平松:協議会を作って自浄作用を高めていくのは非常に大切。ただ、こういった協議会にはアングラでやる人たちは入ってこないですよね。

でも、アングラで何か悪いことを行おうとしている人たちについては、あまり考えなくても良いのでは。それが、社会というものではないでしょうか。実社会を見渡すときれいなものだけではなく、悪いもの、例えば、印刷物、雑誌、DVD、ビデオの世界もあるわけです。社会とはそういうものなんです。

僕はポルノ反対派ではないんですけど。ポルノはポルノで見たい人だけが見ればいいわけですよ。この国においては、カップ麺とポルノが一緒にコンビニで売っているんですよ。コンビニで成人雑誌として棚が区別されていますが、逆に子どもたちに成人雑誌の存在をアピールしているようなものです。ヨーロッパでは、そういった成人雑誌はコンビニでは売っていません。ニューススタンドや専門店で売っているんです。

コンビニで簡単に成人雑誌を買えてしまう、そういう国の人たちがネットの世界だけに限定して規制を強めているのはどうしてでしょうか。大手コンビニが成人雑誌を置くことを容認しているわけですよね。

- 東京都青少年育成条例案の中には、コンビニで書籍の販売をやめなさいといった内容も盛り込まれていたようです。この条例案ではマンガ、アニメに関して非実在青少年であっても青少年の健全育成にそぐわないものは、規制をかけるという部分がフォーカスされました。一方で、ネット企業に青少年の被害を誘発する事例を削除するような依頼も出すといったものでした。「Aちゃんかわいい」という内容もいじめにつながるからダメという内容です。これについては、3月議会で審議継続となり、6月議会で否決されましたが、今後も同様の条例を出そうとする動きがあります。

平松:国や官憲の力で規制するのは良いんだけど、何が良いのか悪いのか判断はするなと。そういう判断するならば、今のコンビニをどうにかしろと思いますね。ヨーロッパでは、店が別なんですから。日本は、差別化が出来ていないんですよね。アダルトを取り扱う店は区別されるという社会の仕組みになっているわけですから。学校の近くで作ってはいけないとか。

日本の場合、社会が成熟していないということが言えるのではないでしょうか。成熟度が低いから子どもと大人の世界は分かれていない。ヨーロッパだって思春期になれば、出入りする子どもも、もしかしたら中にはいるかもしれない、ただ、ポルノショップに子どもは入れないですよ。まず、店員が入れない。それが社会の成熟度なんだよね。

- SNS等のサイトでは、携帯電話の契約者情報から年齢認証を行おうといった動きもあります。

平松:携帯ではできるかもしれないですけど、パソコンではどうすれば良いんでしょうかね。
18歳以上のボタンを作っても、見たい17歳以下がいたら押すでしょう。社会全体で子ども達の見る目を教育しないといけないですよね。

インターネットというオープンな環境下では、厳しい基準を設置して、規制をかけるサイトがあっても良いと考えています。自己規制であれば、いくらでも。ただ、それを国家や警察が行うことに対して憂慮を覚えるんです。小僧にも、もちろん規定があるわけです。

オープンというのが建前であるが、自己規制があってそれはオープンの一つなわけです。その次に任意の団体があってそれで基準を作るというのは分かります。任意の団体ですし。

国家の権力が規制するということに関しては、憂慮を覚えますね。ここが今日の一番のポイントかなと思います。

携帯の方はキャリアで遮断できますよね。ただ、遮断しすぎちゃうとそこのキャリアの人気がなくなっちゃうかもしれないよね。ただ、スパムとか、スパムブロッカーだって不十分じゃないのにアダルトブロッカーなんて作ったとしても十分な対策をたてることができるのか?自分で少しずつ、アダルトサイトを登録して積み重ねていかなければならないですよね。

次号に続く

(株式会社ライブドア メディア事業部 マネージャー カスタマーサポートセンター長 高橋誠)


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安心ネットづくり促進協議会は民間の取組として誰もが安心かつ安全に携帯電話及びインターネットを利用できる環境整備を目指し、産学連携の元、2009年2月27日に設立されました。

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